2005年05月09日

マルチエリアでのOSPFルータのタイプと種類



エリアの種類

バックボーンエリア
他のエリアと相互接続するエリア。必ずエリア0で構成する。

標準エリア
非バックボーンエリア。他のエリアからのトラフィックはバックボーンエリア経由で行われる。すべてのLSAパケットを受信する。
※上の図では、エリア1とエリア2が該当する。

スタブエリア
Type5LSAを受信しない(外部ルーティング情報を運ばない)エリア。

Type3からType5までを受信しない、Cisco独自のエリア。

NSSA(Not So Stubby Area)
ASBRを配置できる特殊なスタブエリア。通常、トータリースタブエリアとスタブエリアにはASBRを配置できない。


ルータの種類

内部ルータ
すべてのインターフェイスが同じエリアに属しているルータ。
R1、R4、R5、R6が内部ルータになる。

バックボーンルータ
1つ以上のインターフェイスがエリア0に接続されているルータ。
R1、R2、R3、R7がバックボーンルータになる。

ABR(Area Border Router)
複数の異なるエリアに接続したインターフェイスを持つルータ。それぞれのエリアごとにLSDBを管理している。
R2とR3がABRになる。

ASBR(Autonomous System border Router)
1つ以上のインターフェイスがOSPFネットーワークの外部ASに接続されているルータ。
R7がASBRになる。




関連用語
OSPF
OSPFの動作(ブロードキャストマルチアクセス)
OSPFの動作(ポイントツーポイント)
OSPFの動作(MBMAネットワーク)
OSPFパケット
OSPFエリア設計時の注意点


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