2004年12月25日

ウイルス・ワームの生態学 個人情報を盗むスパイウェアとその対策

NETWORK WORLD2月号
ウイルス・ワームの生態学 個人情報を盗むスパイウェアとその対策

について、思ったことを書きます。

スパイウェアについては、IT関連サイトで話題になっていたので知っていたのですが、いろいろな種類があるのを知ってびっくりしました。それらの中で一番厄介というか、イヤだなって思ったのが「キーロガー」でした。
キーロガーは、キーボードからの入力や訪問したWebサイトの情報をログとして記録し、電子メールなどで外部に送信する機能を持つもので、インターネットバンキングやクレジットカードの暗証番号などが悪意のある第三者に盗まれてしまいます。
他にも、スタートページを強制変更してしまう「ブラウザハイジャッカー」、宣伝目的でポップアップ広告を表示する「アドウェア」、ダイヤル先を変更して有料サイトへ接続し高額なサービス料を請求する「ダイヤラ」などがあります。今のご時勢、ダイヤラで被害に会うのは少ないと思うんですがダイヤルアップ接続されている方は、接続先が正しいか、変なダイヤルアップアイコンが追加されていないか注意してください。ブラウザハイジャッカーについては、被害にあったPCは職場のパソコンを含めて4台ほど見ました。4台とも有名な「CoolWebSearch」だったのですが、初めて見たときは対処方法がわからず、再インストールしたのを覚えています。
いずれのスパイウェアも、対策が無いわけではなく、「Spybot-Search&Destry」や「Ad-Aware SE Personal Edition」や「CWSredder」などが有名です。CWSredderは、CoolWebSearchの検出・除去専門で、再インストール前にこのツールを知っていれば・・・と後悔しました。
尚、これらのスパイウェアは、ActiveXを悪用したものやフリーソフトに紛れ込んで入ってきます。対策として、

・WindowsUpdateを定期的に行い、セキュリティホールを修正する
・クッキーや一時ファイルを定期的に削除する
・セキュリティ警告が出たActiveXコントロールをダウンロードしない

と書かれていますが、パーソナルファイアウォールによる内から外へのパケットチェックもしたほうがいいですね。
フリーソフトに紛れ込んでくるものは、使用許諾をしっかりと書いてある場合が多いですので、読むのが面倒なのはわかりますが、しっかりと読まないで「承諾」しちゃうと、痛い目に会うので、これからはしっかりと読もうと思います。英語だったらちょっとつらいですが・・・

最後に、スパイウェア除去ソフトでスパイウェアを除去する場合、レジストリのバックアップをとっておきましょう!スパイウェアを削除するとソフトウェアが動作しなくなったりするからです。そのソフトが必要でスパイウェアの動作も許容できるものであれば、元に戻さないといけないからですって締めてありますが、スパイウェアが入っているソフトをずっと使っているっていうのってなんだかイヤですよね・・・
あと、個人的にチョーお勧めなサイトがアダルトサイト被害対策の部屋です。名前はいやらしそうですが、内容はスパイウェアに感染した場合の対応法について非常に詳しく書かれています。スパイウェアにお悩みの方は一度ご覧になってはいかがでしょうか?

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