2004年11月18日

ブロードキャスト

ブロードキャストは、パケットが入ってきたポート以外の全ポートにパケットを送信します。どのようなときに使われるかというと、、、
ARPによるIPからMACアドレスの取得や、DHCPによるIPアドレス情報の取得などで使われます。ブロードキャストは、全ポートにパケットを送るわけですから、ネットワーク的にはあまり効率のよいものではありません。そこで、ルータを使ってブロードキャストを分割してネットワークの効率を上げます。ちなみに、LANスイッチやスイッチングハブは、コリジョンの分割は出来ますがブロードキャストの分割は出来ません。

ブロードキャストドメインとは、ブロードキャストが届く範囲のことを言います。要はルータで区切られた部分といいますか、直接通信できる範囲のことを言います。

話は脱線しますが、とある会社のビルで各フロアごとにルータを設置し、ブロードキャストを分割したネットワークがあったとします。IPアドレスはDHCPサーバより割り当てられたものを使うようにしました。予算の関係上、DHCPサーバは1台だけ設置しました。この場合、各フロアにあるPCはDHCPサーバよりIPアドレス等を取得することができるのでしょうか?答えは出来ます。ルータの種類にもよるのですが、DHCPリレーエージェントという機能を使い、DHCPのパケットはルータを転送させればOKです。

うまく考えてありますね。



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